2007年8月9日木曜日

漫画とは?

漫画(まんが)とは、狭義には笑いを企図した絵をいう。これは「戯画(「カリカチュア)」の概念と近い。また広義には、必ずしも笑いを目的としない「劇画」「ストーリー漫画」「コミック」(これも元来は、笑いと関係のある語)と呼ばれるものをも含む。「劇画」という語は、本来、「漫画」という概念に収まりきれないものものとして、1960年頃に創出されたものであるが、80年代ころにもなると、「漫画」は、これをも内包する概念となった。この広義の「漫画」は、仮名で「まんが」「マンガ」と表記することも多い。

外来語である「アニメーション」(アニメ)という言葉が一般化する前には、アニメ作品、テレビアニメ、アニメ映画も「漫画」「まんが」「マンガ」と呼んでいた。(例「東映まんがまつり」「まんが日本昔ばなし」など)

漫画の形式

前述のように、漫画とは本来的には、笑いを目的とした絵をさし、それは、法隆寺の落書きのような卑俗な笑いから、フランス革命前夜のビラのような体制への嘲笑であったり、また時に、ゴヤのような人間存在を揺るがす鋭いブラックユーモアであったりする。その歴史は長く、時代・地域・社会層によりさまざまな形で存在してきた。形式は極めて多様であり、厳格な定義は殆ど意味をなさない。

漫画は、簡略化と誇張が特徴とされている。それは、意図することを直截に表現するために、現実世界を著しく抽象するからである。写実的な絵によって漫画を描く事も不可能ではないが、漫画の力強さを失わせることもある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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